173.工場敷地のその後

更新日:2017年03月27日

撮影:昭和36年11月

伸銅とは「しんちゅう」のことで、銅に亜鉛を加えた合金で、この合金を棒状に押し出したしんちゆう棒のことです。丸江伸銅株式会社は、このしんちゅう棒を製造する会社で本社は京都駅前にあり、当市の富沢地区へ進出したのが昭和33年ごろです。しかしその頃、プラスチックの出現によりしんちゆう製品は衰退の一途をたどり、丸江伸銅は小規模の工場を建設して数年間操業を続けましたが、ついに閉鎖することになったのです。

その後、この敷地は住宅用地として転売されて、住宅地に造成され、現在の南町区になりました。この写真は伸銅建設前の用地です。