161.農繁期の思い出

更新日:2017年03月27日

撮影:昭和35年11月

農業機械の普及により今の農繁期はいつごろなの力わからないほどになりました。昔の農業は大変な労力を必要としたのです。ことに6月の田植え時と秋の収穫時期は、「猫の手も借りたい忙しさ」と形容されました。秋の稲刈りはもちろん手刈りです。刈った稲は小さく束ねて掛け干しにする、子どももできるかぎりの手伝いをします。刈り取りは大人、刈り取った稲束を運んで掛け干しにするのは子どもたち、できることを分担作業です。稲の収穫を済ませると次は田をおこして麦まきです。山の畑からは早く掘り取ってくれと、さつまいもの声が聞こえてきます。