149.庭の坪刈りの思い出

更新日:2017年03月27日

撮影:昭和34年10月

稲や麦の検見や坪刈りという言葉は、年寄りでなければわからないものとなりつつあります。検見とは、稲や麦の収穫量を予想するために栽培田畑を見て回ることで、坪刈りとは、検見をしながら平均的な所、被害の多い所、多収を見込める所の稲や麦を、実際に1坪分刈り取って実収を見ることです。これらは、米の供出制度があったころ、毎年必ず行われていたものです。また、台風などの被害調査でも行われました。

この年は伊勢湾台風が上陸し、この地方でもかなりの被害を受けました。写真は台風の去った後、坪刈りを行っている風景です。