28.山里の童たち

更新日:2017年03月27日

撮影:昭和33年6月

私たちが子どものころは、だれもがはなをたらしていたものです。

もちろん当時はちり紙など持っていないから、着物のそでで横ぬぐいするから、そではピカピカに光っていたものです。

現代は食生活が豊かになり、子どもたちも体質が変わり、はなを出さなくなったと言われます。

この童たちではなを出している子はおりませんが、当時の山里の童たちの風俗をうかがい知ることができるほほえましい一場面です。見慣れない人がカメラをかまえたので、何をするのだろうかと一様に疑惑の目でみつめているのを覚えています。

この童たちも今は社会の中堅となり、ちょうどこの年齢の子どもたちの親となっていることでしょう。