45. 黄瀬川のますつり解禁
戦後10年、このころは国民生活も敗戦のショックからようやく立ち直り、落ちつきを取りもどしてきた時代です。しかしまだまだ物資も乏しく生活に余裕もありませんでしたが、このような中で黄瀬川のマスつり解禁日は、おとなも子どもも楽しみに待っていた一日です。
昭和31年9月の豪雨により大畑橋は流出しましたがまだ新しい架橋工事は始まっていません。仮橋の上下でつりを楽しんでいる人たちを見ると、現在のつり人たちに比較して服装も、つり道具も、いかにも質素だと思えませんか。
当時の世相をうかがえるような気がします。
更新日:2017年03月27日