98.下刈り競技大会の思い出

更新日:2017年03月27日

撮影:昭和31年8月

外国材の輸入が多くなるにつれ、我が国の林業には多大の影響を与えました。裾野地方の山林は、零細面積と林道の未整備という悪条件により、立木を買う業者はいなくなってしまいました。このため山林育成の熱意がなくなり山は荒れる一方で、有った道さえも通行不可能の状態になっている始末です。

ふりかえれば、このころは山林育成に熱心でした、県でもこれを奨励して「山林育成下刈り競技大会」を富士宮市榎原山地で開催することになり、各地区から選手が選抜され、中駿地区からは茶畑グループが出場しました。それはそれは猛暑の日で、絶え間なく流れ出る汗をぬぐう間もなく、大きな鎌を振るって健闘しました。今は昔の思い出です。