14.炭俵編み

更新日:2017年03月27日

撮影:昭和30年11月

今は燃料といえば、ガソリン、灯油、ガス、電力等で薪炭を使用している家庭はほとんど見られません。昔は山つきの地区では、炭焼きが盛んに行われており、裾野でも須山方面は木炭の産地として有名でした。

木炭は、焼き上がると俵に詰めますが、この炭俵は全て手編みで主としてご婦人達の仕事でした。秋になると大野原に出て材料のカヤ刈りをするのですが、この仕事もまた大変だったそうです。

昔の人は皆、大変な仕事を手作業でやり遂げたのですね、今はもう見られない作業風物詩の一つです。