30.愛鷹山鋸岳の渡り
富士山よりずっと古く海中に噴出した火山で、何回となく爆発を繰り返して3,000メートル近い富士山型火山になった。
その後、頂上部が大爆発を起こし、現在の姿になったと言われる愛鷹山は、危険な岩場、深い原始林、長い裾野、非常に変化に富んだ山です。
最高峰の越前岳(1,505メートル)から呼子岳、鋸岳、位牌岳、袴腰岳、愛鷹山といくつかの峰が連なっている今なお奥深い山です。すでに何人もの遭難者をだした鋸岳の岩峰はもろい岩場で、越えて行くも巻いて行くも、楽観を許さない悪場であるから、愛膳山を縦走する人は、充分に慎重を期して事故のないようにしましょう。
更新日:2017年03月27日