27.田植風景

更新日:2017年03月27日

撮影:昭和33年6月

田植の季節は猫の手も借りたい忙しさと言われ、朝に夕に星を頂き、というように、文字通り暗いうちから暗くなるまで働いてもなお、時間が足りない程の忙しさに耐えて田植の日を迎えたものでした。

田植のエイを組むと言い、女何人男衆何人が必要かを数え、田植に来てくれる人をお願いして田植をし、来てくれた人のところの田植に行き、エイを返すと言いました。

忙しい中にも、田植当日となれば農家のお祭り行事とも言われ、朝6時ごろ田植を始めて夕刻は2時か3時に終わり、そのあとはできる限りのごちそうをして飲めや歌えの大盤振る舞いをしたものでした。

天気はよし………富士もよし………久根の里の田植

風景です。