118.水車小屋のある風景

更新日:2017年03月27日

撮影:昭和29年4月

勢いよく水の流れ落ちる音がする、小屋の中からはコットン、コットン杵の音がしています。

陽光が輝いてきました。早春、田舎の風景です。今はもうこの地方でも水車を見かけることはできません。

観光地では、観光用水車を見ることはありますが、本物の水車の情緒はわいてこないですね。

このような水車小屋が部落にl~2か所あって、農家共同所有で順番に利用して米つき(精米)、粉ひき(製粉)の仕事一切を引き受けていたのがこの水車でした。

時間は長くかかったけれど、この水車時代は貧乏を忘れさせてくれたような思い出があったものです。