68.山羊といっしょに

「アレアレ駄目よ、そんな方へ行っちゃ駄目よ、もっとゆっくりまっすぐ歩いてよ、ホラホラ車がぶつかってしまうじゃないの」。農家では自家用の乳をしぼるため乳牛を飼っていない家では山羊を飼っていました娘さんが仕事道具を車に積んで野良仕事に出かけます。山羊には新芽の出てきた草をたくさんたくさせようと、いっしょに野良へ連れていきます。

おじいちゃんは、日向ぼっこをしながらかわいい孫娘の仕ぐさに笑いかけます。小春日和ののどかな山村のほほえましい風物詩。