67.あの頃の農業近代化事業

更新日:2017年03月27日

撮影:昭和34年3月

富岡地区の演習場に隣接する農耕地は大面積があり陸稲や豆類、とうもろこしなどが栽培されていた。ことに北部には水田がなかったので、陸稲は大事な作物であった。しかし、この地域の表土は黒ボクといわれ、その下は富士マサと呼ばれる不透水盤層があって水を通さないため、長雨や日照りの災害を受けることが多かった。昭和34年新農村事業の指定を受け、大型農用ブルドーザーを導入して深度1メートルの富士マサを破さいし優良農地の造成を行い関係住民に喜ばれた。しかし今はトヨタ、関東自動車の企業用地となっている。