162.麦まきのころ
麦まきもあと2、3日で終わりです。その後は落葉かきやらタキギ取り、お正月を前にまだまだ忙しいけれどまきつけが終われば、やれやれ一段落です。この地域は水田がほとんどないので畑に陸稲の作付けが多かったから陸稲のあと地を耕さなければならない、おかぼ地うないと言って、これがまた大変な重労働だったのです。作業は夕陽が沈んで薄暗くなるまで働きます。『さあ、ぼつぼつしまうか』おやじさんがそう言ったころにはもう腰が痛くてまつすぐに伸びなくなっています。こんなことを思い出していると昔の人たちの働きぶりが浮かびます。
更新日:2017年03月27日