114.輸出用の竹ステッキ材料
裾野地方の竹工業の始まりは歴史が古く、明治41年に始まったと伝えられています。
竹工業といっても真竹やモーソー竹を使ったものではなく笹竹やスズ竹と言われる竹で、竹コウリ、パイスケ、キセルなどが作られていたようです。
竹コウリやパイスケは戦後に至り姿を消し、キセルもキザミタバコが少なくなるにつれてその姿を消しました。
福島竹工業では竹ステッキを作り、アメリカへ輸出していました。その材料の竹は福島県白河方面から買い入れていたと言われています。材料の竹も、加工した竹製品も貨車で裾野駅で扱われていたのです。
更新日:2017年03月27日