すそのびとNo.38 大沼 けい子さん「『我入道の渡し船』に女性船頭が誕生」
『我入道の渡し船』に女性船頭が誕生
大沼 けい子さん(上原)
沼津市の狩野川河口付近の我入道から沼津港あゆみ橋間の約1.5キロメートルを20分ほどで結ぶ『我入道の渡し船』。平成9年に復活し、現在は春季・夏季・秋季の休日週末と祝日に、1日4往復の定期便を運航しています(料金:大人100円、小学生50円、小学生以下無料)。その渡し船に今年誕生した初の女性船頭が大沼さんです。
人と接する仕事が好きな大沼さん。渡し船を運営する沼津我入道漁協の知人から誘われて船頭に応募しました。船舶の免許を取得し、訓練を経て3月21日(月曜日)にデビューしました。渡し船の船頭は、大沼さんを含め3人。「自然を感じながら仕事ができるので、日々成長を感じます。地元の人たちもいつも応援してくれてうれしいです」と大沼さん。「ここは目の前が海なので、潮の満ち引きの影響を大きく受けます。干潮のときは船底がついてしまうこともあり、神経を使います」と、船を操作する難しさも教えてくれました。
「我入道の渡し船は江戸時代からの歴史がありますが、地元でも知らない人が多いので、沼津の魅力と共にもっとPRしていきたいです」と、今後の意欲を語ってくれました。
現在では貴重な和船の渡し船。皆さんも、船から富士山や沼津の街並みを眺めてみませんか。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
情報発信課
〒410-1192 静岡県裾野市佐野1059 裾野市役所3階
電話:055-995-1802
ファクス:055-993-3607
情報発信課へのお問い合わせ、意見、質問
更新日:2024年06月25日