すそのびとNo.29 杉本美穂子さん『日本赤十字社「こころのケア」活動で熱海の土石流災害に派遣』
杉本 美穂子さん (46歳・金沢)
日本赤十字社「こころのケア」活動で熱海の土石流災害地域に派遣
裾野赤十字病院に勤務する看護師の杉本さんは、熱海市伊豆山地区で発生した土石流災害により避難を余儀なくされた被災者のこころの支援のため、7月13日(火曜日)から15日(木曜日)まで「こころのケア班」の一員として現地に派遣されました。こころのケア活動は日本赤十字社の取り組みで、平成7年の阪神・淡路大震災を契機に、災害時の心も問題が浮き彫りとなったことから、災害時の救護活動の一環として取り入れられたものです。
「現地ではホテルが避難所として使われていました。私たちが訪れたときは災害発生から10日以上経過していましたが、まだ500人ほどの人が避難所を頼りにしていました」と、到着時の様子を語ります。
避難所では被災者一人一人に寄り添いながら、不安や悩みに耳を傾けました。「話をしていく中で感じたことは、子どもも親の不安や心配を感じ取り、影響を受けているということです。その場合はまず母親に話しかけ、不安な気持ちを和らげることに努めました。『話を聞いてくれたおかげで落ち着きました』という声を聞くと、少しは力になれたかなと思います」と、活動を振り返ります。
今後については「今回得た経験を、研修会などを通じ他の職員にも伝えていきたいです」と語ってくれました。
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更新日:2021年09月21日