令和4年9月行政報告(旧・市立水泳場の跡地利用について)

旧・市立水泳場の跡地利用につきまして、方針を固めましたのでご報告申し上げます。

旧・市立水泳場跡地は、国道246号や県道394号沼津小山線が近接し、付近に福祉保健会館をはじめとする公共施設が配置されていることなどから、さまざまな好条件が揃った、高い将来性をもった場所であり、市民の皆さんからも、市の発展に大いに資する、有効な活用が期待されています。

かねてから課題であった当跡地の利活用について、私は、ファシリティ・マネジメント・プロジェクト・チームによる各課の活用希望を聴取し、本部長を務める行革推進本部で、各活用案のメリット・デメリット、活用開始時期を確認し、協議を行いました。

その結果、私のマニフェストである子育て支援の充実と財政改革、並びに公共施設等総合管理計画においても、子育て施設を重点計画と位置付けていることなどから、跡地は幼児施設再編のため、認定こども園、それも民間活力を活かした「民営こども園」としての利用がふさわしいとの結論に至りました。

利用に関しまして具体には3案について検討をしました。

まず、1つ目の案は公共駐車場です。

こちらは、現在、福祉保健会館2階の旧いきいきホーム跡地で整備中の「こども家庭総合支援拠点および児童館機能」への来場者増加への対応、並びに水道庁舎職員・健康推進課職員の駐車場借地解消を図るものですが、周辺公共施設を含めた公共駐車場全体量を勘案しますと、施設の相互利用やイベントの開催日時を調整することにより対応可能であることから、新たな駐車場の設置は、費用対効果が高くないと判断しました。

次に、2つ目の案は、公共事業用地の代替地としての活用です。

こちらは、市保有地を代替地とすることで事業費抑制を図れるというメリットがありますが、具体的な公共事業の開始時期、代替地としての活用時期が未定であり、その間の暫定利用を検討しておく必要があり、優先度は高くありません。

最後に、3つ目の案が民営こども園の誘致です。

サウンディング型市場調査を行ってはおりませんので、採算性において民間事業者参入の確実性を担保してはおりませんが、当該地は、子育て施設設置の好条件が揃った場所ですので、必ずや民間事業者の参入があるものと考えています。

なお、旧・市立水泳場の解体時期につきましては、民営こども園の設置に向けたさまざまな協議を進めていく中で決定する予定です。

また、今年3月に公表しました、裾野市幼児施設整備基本構想改訂版2を踏まえた、公立幼稚園・保育園の再編を進めるにあたり、今回の市立水泳場跡地への民営こども園誘致と併せて、富岡地区、深良地区の幼稚園・保育園の再編を優先的に進めることとしました。

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更新日:2022年09月13日