官製談合防止法違反事件の概要と再発防止策

官製談合防止法違反事件の概要と再発防止策を公表します。

昨年9月当市において発生しました官製談合防止法違反事件につきまして、その原因と再発防止に向けた具体的再発防止策を「裾野市コンプライアンス推進本部」において取りまとめましたのでご報告いたします。

「裾野市コンプライアンス推進本部」を5回、事件に関わる調査部会を6回開催し、また、この間にいただいた、市議会官製談合再発防止特別委員会からの提言を真摯に受け止め、事件の原因と再発防止策を検討し報告書としたものでございます。

今回の事件発生の最大の要因は、職員の公務員としての倫理意識の欠如が原因であり、今後、職員の意識改革と不正防止に向けた風通しのよい職場づくり、コンプライアンス確保体制の整備、入札制度など、調査結果や市議会からの提言を反映し、再発防止にむけた取り組みとしてまとめたものでございます。

事件前・後の取り組みや公務員倫理研修の実施や適正な人事管理、公益通報制度の周知徹底、入札契約情報公開の実施などを継続して行うとともに、コンプライアンスの取り組みを総合的に評価していただく機関として、外部有識者による第三者委員会を設置することといたしました。

そのほか、倫理ヘルプラインの設置や官製談合マニュアルの策定、随意契約ガイドラインの策定など取り組んでまいります。

今後は、職員による不祥事を二度と起こさないため、職員一人一人が「市民の負託にこたえ、適正に公務を遂行する」という公務員の原点に絶えず立ち返りながら、活発なコミュニケーションをとり、積極的に業務展開を計るという職場の風土を作りながら、組織として力を合わせて公務を遂行し、真に市民から信頼される市役所をめざして、私をはじめ、コンプライアンス推進本部を中心に職員一丸となり取り組んでまいります。

平成29年3月23日
裾野市長 高村謙二