定例記者会見(平成30年度 第2回(平成30年8月10日開催))

市では、6月、9月、12月、3月の市議会定例会の告示日に合わせ、年4回、定例記者会見を開催しています。

平成30年度 第2回(平成30年8月10日開催)

会見項目

  1. 議案について
    • 補正予算案について
    • 補正予算案以外の議案について
  2. その他
    • オリンピック自転車競技ロードレースコース決定について
    • みらい会議の開催について(8月18日)
    • 富士山すその阿波踊り大会について(9月1日)
    • 3×3すそのんカップの開催について(9月1日)
    • ウィメンス゛セフ゛ンシリース゛2018第3戦の開催について(9月8.9日)
    • 準高地トレーニング誘致活動の経過について

市長説明原稿

皆さま方には、平素より市政運営にご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。それでは8月17日開会の裾野市議会9月定例会に提案します議案につきまして、私からご説明申し上げます。

提案します議案は、認定案件9件、報告案件2件、条例案件4件、補正予算5件、その他3件の合計23件です。

先ず、第61号議案、平成30年度裾野市一般会計補正予算(第2回)につきましてご説明申し上げますので、お手元の資料No2「平成30年度裾野市一般会計補正予算(第2回)の概要」をご覧ください。

今回の補正予算は、既定の予算総額から3,400万円を減額し、歳入歳出予算総額を207億900万円とするものです。

歳入のうち主なものは、固定資産税の見込み増により市税が7,800万円、寄附金が260万円、繰入金が1,544万3千円、繰越金が5,460万7千円の増額、普通交付税額、臨時財政対策債の算定額確定により地方交付税が1,687万円、市債が1億8,100万円の減額などです。

歳出のうち主なものは、民生費が2,673万9千円、教育費が1,250万7千円の増額、総務費が3,703万9千円、衛生費が592万9千円、土木費が都市計画道路平松深良線の事業内容組換えによる4,191万7千円の減額などです。

補正の主なものとしては、市内小中学校の全教室にエアコンを設置することで児童・生徒の学習環境を整備する取組み、市内待機児童解消に向けて子育て環境を整備する取組み、及び地震発生時における市民の安全を確保する取組みを、更に進めるものです。

主な事業についてご説明申し上げます。

まず、施策の基本目標「全ての起点となるひとづくり“共育”」のうち、「みんなで子育てするまち すその」では、平成32年度より始まる「子ども・子育て支援事業計画」第2期計画策定に向けて、子育て世帯を中心とした実態調査、事業者などへのヒアリングを行い、裾野市の将来への基礎数値の把握を行います。

また、さらなる子育て支援の強化として、官民が連携し待機児童解消を図るため、小規模保育所開所に対する施設整備補助を行います。対象となる保育所は来年4月の開所を予定しており0歳から2歳児を対象としています。なお、この事業は3分の2を国からの補助を受け実施します。

「子ども達の生きる力を育むまち すその」では、学校教育施設整備基金を活用し、市内小中学校の全教室にエアコンを設置するための設計を行い、夏季における児童・生徒の学習環境の改善を図ります。

次に、「住みたいまち裾野のまちづくり“共生”」のうち「住みたくなるまち すその」の事業についてご説明申し上げます。

先日の大阪北部地震でのブロック塀の倒壊による事故を受け、市民の皆様が行うブロック塀の撤去費及びそれと同時に行う生垣等の設置工事費への補助件数の増枠を行うため増額を行います。

以上が補正予算の概要です。

次に、認定第1号、平成29年度裾野市一般会計決算の概要につきましてご説明申し上げますので、お手元の資料No7「平成29年度裾野市一般会計決算の概要」をご覧ください。

歳入決算額は203億6,703万5千円で、前年度に比べ6.7%、14億6,054万8千円の減、歳出決算額は、197億64万2千円で、前年度に比べ7.2%、15億2,319万8千円の減となり、執行率は94.9%となりました。

歳入歳出差引額は、6億6,639万3千円で、翌年度に繰り越すべき財源、4,189万9千円を控除した実質収支額は、6億2,449万4千円となりました。

歳入決算額が減額となった主な要因としましては、自動車製造関連企業の税収減等により法人市民税が5億1,010万2千円の減、国庫支出金が市民体育館改修事業の完了等により3億7,951万2千円の減、繰越金が繰越明許費の減等により4億3,919万3千円の減となったことなどが挙げられます。

歳出決算額が減額となった主な要因としましては、消防費が富士山南東消防組合への人件費負担金の廃止等により5億4,437万8千円の減、教育費が市民体育館改修事業の完了等により、3億828万4千円の減となったことなどが挙げられます。

以上が、一般会計決算の概要です。

認定第2号から認定第9号までの、平成29年度の特別会計、水道事業会計の決算につきましては、資料に詳細を記載していますが、健全な状態を保っていると考えています。

年々厳しさを増している財政状況ではありますが、裾野市の持続的発展を目指す将来投資事業として、「裾野市まち・ひと・しごと創生総合戦略」において定めた施策の基本目標の達成に向け、全職員が創意と工夫により取り組む事業展開を図ってまいりました。

今後も健全で持続可能な財政運営を推進するためには、引き続き、自主財源の安定的な確保と歳出の効率化による財政構造の改革に取り組み、限られた財源を適切に予算配分していく必要があります。

次に、報第6号「平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告」につきましては、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」の規定により、健全化判断比率、及び資金不足比率を議会に報告するものです。

裾野市の比率は、いずれも国が定めた基準を大きく下回っており、財政の健全性は確保されています。

次に、第56号議案 裾野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正することにつきましては、裾野市特別職報酬等審議会からの答申を尊重し、裾野市議会議員の議員報酬の額を改めるため、本条例の一部を改正するものです。

その他の条例改正などに関する議案につきましては、お配りした資料をご覧ください。

注釈:見やすいように、原稿の一部を修正してあります。

この記事に関するお問い合わせ先

情報発信課
〒410-1192 静岡県裾野市佐野1059 裾野市役所3階
電話:055-995-1802
ファクス:055-993-3607
情報発信課へのお問い合わせ、意見、質問

更新日:2018年08月13日