定例記者会見(平成29年度 第2回(平成29年8月21日開催))

市では、6月、9月、12月、3月の市議会定例会の告示日に合わせ、年4回、定例記者会見を開催しています。

平成29年度 第2回(平成29年8月21日開催)

会見項目

  1. 議案について
    • 補正予算案について
    • 補正予算案以外の議案について
  2. その他
    • 市みらい会議について(8月27日)
    • 県総合防災訓練の実施について(9月3日)
    • 富士山すその三大花まつりについて
    • START UP CAMP in SUSONO 開催について

市長説明原稿

皆さま方には、平素より市政運営にご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。それでは、8月28日開会の裾野市議会9月定例会に提案いたします議案につきまして、ご説明申し上げます。

平成29年裾野市議会9月定例会に提案いたします議案は、認定案件9件、報告案件1件、条例案件7件、補正予算5件、その他3件の合計25件であります。

それでは、私からは先ず、第58号議案、平成29年度裾野市一般会計補正予算(第2回)につきまして、ご説明申し上げますので、お手元に配布させていただきました資料No.2の「平成29年度裾野市一般会計補正予算(第2回)の概要」をご覧ください。

今回の補正予算は、既定の予算総額から2億6,300万円を減額し、歳入歳出予算総額を200億4,000万円とするものであります。

歳入のうち主なものは、国庫支出金が1億5,403万2千円、繰入金が2,699万6千円、市債が1億4,440万円の減額、及び繰越金の5,550万8千円の増額などであります。

歳出のうち主なものは、土木費が2億9,550万7千円、消防費が2,583万7千円の減額、衛生費が1,776万1千円、商工費が2,687万5千円の増額などであります。

今回の補正は、主に平成31年度までの5カ年計画として策定いたしました「裾野市まち・ひと・しごと創生総合戦略」が中間点を迎え、上半期の事業の進捗状況を踏まえ、市民の皆さんが安心して子どもを生み育てられる環境整備に向けた取り組みをさらに強化する増額補正、ならびに国庫補助金の内示額確定に伴う減額補正であります。

主な事業についてご説明申し上げます。

まず、施策の基本目標1「住みたいまち裾野のまちづくり  “共生”」のうち、「1.裾野らしいデザインのまち すその」では、「公共施設等総合管理計画」などの計画で掲げた借地の計画的解消を図るため、新規の入居を停止している市営柳端団地について、現居住者からの移転合意を得られたことから、平成30年3月末までに建物を解体し借地を返還します。

次に、「2.住みたくなるまち すその」についてご説明申し上げます。

取り組む事業の一つ目は、高齢者の運転経歴証明書取得費用を助成する新たな支援制度を構築し、運転免許証を自主的に返納し易い環境を整え、高齢者が関係する交通事故の減少を図ります。

二つ目は、過日、盗難被害に遭ったヘルシーパーク裾野の送迎バス2台について、代替車両を継続的に確保することで、施設利用者の利便性維持を図ります。

三つ目は、長泉町と共同して新たな火葬施設を整備するため、今年度分の裾野市長泉町衛生施設組合負担金を増額します。なお、新火葬施設の設計業務は、平成30年度までの2か年で実施するものであります。

四つ目は、道路関連整備事業としまして、良好な居住環境を確保し、災害に強いまちをつくるため、茶畑地先の市道1099号線の拡幅改良事業を実施します。

次に基本目標2「全ての起点となるひとづくり“共育”」のうち、「2.みんなで子育てするまち すその」について、ご説明申し上げます。

取り組む事業の一つ目としまして、未就学児と保護者に対する子育て支援を継続するため、2歳児へ絵本をプレゼントするセカンドブック事業を実施するとともに、本を核として子育てにつながる参加体験型事業として、父親が積極的に子育てに関わることを目的とする暗闇図書館を実施します。

なお、暗闇図書館の事業は、平成28年度の職員自主研究グループによる調査研究結果に基づき事業化するものであります。

二つ目は、「子育てにやさしいまち」としての魅力を感じてもらい、併せて子育て期の経済的負担を軽減することを目的に、平成30年度から医療費助成を高校生などまで拡大するため、今年度は、医療費助成システムを改修し、受給者証を発行します。

続きまして、基本目標3「まちやひとを豊かにする産業づくり “共栄”」のうち、「1.企業・事業所とともに歩むまち すその」では、企業の誘致及び立地維持を図るため、新工場建屋を建設し製造ラインを増設した市内企業に対する助成を実施します。

次に、「3.働くひとのチャレンジを応援するまち すその」では、女性の働きやすい就業環境をつくり、女性の起業を支援するため、女性に特化した起業、就業相談などの事業を実施します。

なお、この事業を含め少子化対策関連の3つ事業につきましては、静岡県の「ふじのくに地域少子化突破戦略応援事業」補助金の活用を見込んでおります。

以上が、補正予算の概要であります。

次に、認定第1号から認定第9号までの、平成28年度裾野市各会計決算の概要につきまして、ご説明申し上げますので、お手元に配布をさせていただきました資料No.7の平成28年度裾野市一般会計決算の概要をご覧ください。

一般会計の歳入決算額は218億2,758万3千円で、前年度に比べ6.1%、14億1,831万1千円の減、歳出決算額は、212億2,384万円で、前年度に比べ4.1%、8億9,911万8千円の減となり、執行率は94.2%となりました。

歳入歳出差引額は、6億374万3千円で、翌年度に繰り越すべき財源、7,870万1千円を控除した実質収支額は、5億2,504万2千円の黒字となりました。

歳入決算額が減額となった主な要因としましては、最終処分場(第二期)整備事業や東小学校大規模改修事業の完了などにより、国庫支出金が3億3,374万円、市債が9億4,920万円の減となったことなどが挙げられます。

次に、歳出決算額が減額となった主な要因としましては、衛生費が最終処分場(第二期)整備事業の完了により、前年度と比べ26.0%、8億4,664万2千円が減となったことなどが挙げられます。

特別会計、水道事業会計の決算につきましては、資料に詳細を掲載してありますが、健全な状態を保っていると考えています。

今後も健全で持続可能な財政運営を推進するためには、自主財源の安定的な確保と歳出の効率化による財政構造の強化に取り組み、限られた財源を適切に予算配分していく必要があります。

以上で決算の概要の説明を終わります。

次に、報第10号 「平成28年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告」につきましては、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」の規定により、健全化判断比率及び資金不足比率を議会に報告するものであります。

裾野市の比率は、いずれも国が定めた基準を大きく下回っており、財政の健全性は確保されております。

次に、第52号議案 裾野市税条例の一部改正、および第53号議案「裾野市都市計画税条例」の一部を改正することにつきましては、保育の基盤整備を促進するための支援として、家庭的保育事業等の用に供する固定資産に係る固定資産税の特例措置を拡充するため、本条例の一部を改正するものであります。

その他の条例改正などに関する議案につきましては、お配りした資料をご覧ください。

注釈:見やすいように、原稿の一部を修正してあります。

この記事に関するお問い合わせ先

情報発信課
〒410-1192 静岡県裾野市佐野1059 裾野市役所3階
電話:055-995-1802
ファクス:055-993-3607
情報発信課へのお問い合わせ、意見、質問

更新日:2018年02月28日