令和5年10月行政報告(一般廃棄物処理体制の構築状況の進捗について)

当市の一般廃棄物処理体制構築状況の進捗についてご報告申し上げます。

本市の一般廃棄物の中間処理施設である裾野市美化センターは、竣工から34年が経過し、施設の老朽化が進んでいます。平成22年度から7年間にわたって施設の延命化工事を実施してまいりましたが、一般的な耐用年数を超えていることもあり、施設の安定的な稼働に支障をきたしている状況にあります。

また、施設を維持修繕するために年間2億円程度をかけており、市の財政運営上の負担も大きいことから、一刻も早く施設を更新することが喫緊の課題となっています。

そのため、市単独整備と民間活力の最大限の活用という方針を示し、施設稼働までの期間やコストメリットなどを総合的に勘案し、どのような事業方式が本市にとって最も好ましいのかを検討してまいりました。

その結果、民間の廃棄物処理施設に本市の一般廃棄物の処理を委託する方式が、最も短期間で実施できる可能性が高く、かつ低コストであるという一定の判断に至りました。現在は、民間施設の活用を前提として、公民連携のあり方や事業スキーム等についての検討を進めているところです。

このような背景から、本市における一般廃棄物処理体制の構築に向けて、まずは、民間事業者から広く意見や提案を求め、「対話」を通じて民間事業者の意向等を把握することを目的として、11月から2か月程度かけてサウンディング調査を実施することとしました。

このサウンディング調査の結果をもとに、本市が求め得る要求水準を固め、令和6年度中にパートナーとなる事業者を公募によって選定し、公民連携の協定締結をめざしたいと考えています。

ただし、現状、施設の建設用地や事業スキームなどについて不確定要素も多いため、本市単独での公民連携方式を第1順位として進めてまいりますが、広域化の可能性や適否につきましても関係市町と協議し、並行して検討してまいります。

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更新日:2023年10月31日