すそのびとNo.68 永野 健作さん「近代書道で2年連続賞に輝く」
近代書道で2年連続賞に輝く
永野 健作さん(佐野上宿・75歳)
永野さんは東洋書芸院の会員で、令和4年から2回にわたり特別賞や大賞を受賞しています。書道の各団体の最高受賞に輝く作家展へも選出されました。
「近代書道は芸術的なアート、作り手の心の表現が作品に現れます。美しく正しく書くという書道とは表現方法が違うものです」と話してくれました。
取材時に拝見した作品は、英語で『Too far away 』、「この作品にはコロナ禍で会いたい人に会えない時期に想いをはせて、どんなに離れていても、遠くにいても気持ちは一緒だよ…という気持ちで筆を取りました。近代書道は英語でも表現をします。幅広い世界感が特徴で、一筆に込める想いや書き手の心の発露が一気に書に表されますね」と永野さんは解説してくれました。実際の作品を前にすると、とても迫力があります。
永野さんが書道を始めたのは高校生の時で、それから定年間際に再度書道教室に通うようになったそうです。現在は市内の小中学校で書き初めボランティアや地域のサロンで書道を教えています。「ただ字を教えるのではなく、心の残るフレーズを残したいですね」と意気込みを語ってくれました。

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更新日:2025年02月25日