裾野市地域公共交通計画(令和5年度~9年度)

地域公共交通ネットワークの形成と持続可能な地域公共交通の確保を図るため、令和5年度から5年間の基本的な計画となる「裾野市地域公共交通計画」を令和5年2月に策定しました。

計画策定の背景および目的

本市では、公共交通である鉄道、バス、タクシーによって、市内の交通ネットワークを形成しているものの、自動車への依存度が高く、公共交通の利用者の割合が低い状況にあります。路線バスについては、事業者単独では路線の維持が困難なため、事業者の自助努力を行政が支援する形で路線の確保・維持を図っています。近年では、バス・タクシーの運転手の高齢化や担い手不足が深刻化していることに加え、新型コロナウイルスによる乗車人数の減少によるバス路線の廃止や減便等、誰もが移動手段として使える公共交通の持続性を確保することが大きな課題となっています。
このような状況を踏まえ、交通事業者や市民をはじめとした多様な関係者の協働により、地域公共交通ネットワークの形成と持続可能な地域公共交通の確保を図るため、本計画を策定するものです。

計画の位置付け

令和2年11月に「地域公共交通の活性化および再生に関する法律」の一部改正が施行されたことにより、これまでの「地域公共交通網形成計画」は「地域自らがデザインする地域の交通」のため、地方公共団体による「地域公共交通計画」として位置づけられました。令和4年度末をもって「裾野市地域公共交通網形成計画(以下、「旧形成計画」という。)」の計画期間が満了することから、地域公共交通の活性化および再生に関する法律第5条に基づく法定計画として、旧形成計画を引き継いで本計画を策定します。
また、本計画は上位計画である「第5次裾野市総合計画」に即しつつ、関連計画である「裾野市都市計画マスタープラン」や「裾野市立地適正化計画」との整合を図り、総合的なまちづくりの一環として公共交通に係る事項を位置付ける計画とします。

計画区域

裾野市地域公共交通計画の区域は、鉄道(JR御殿場線)、民間路線バス、自主運行バスおよびタクシー相互の連携を図り、一体的に推進する必要があるため、裾野市全域とします。
なお、住民は行政界を意識した移動をしないため、住民の生活圏に合致した広域性は考慮します。

計画期間

令和5年度~令和9年度(5年間)

計画書

別冊_裾野市公共交通に関する市民アンケート結果

この記事に関するお問い合わせ先

都市計画課 都市計画係
〒410-1192 静岡県裾野市佐野1059 裾野市役所2階
電話:055-995-1829
ファクス:055-994-0272

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更新日:2023年02月09日