裾野市における医療体制のあり方に関する検討

市民一人ひとりが安心して暮らせる地域医療体制を目指して

人口構造の変化、少子高齢化の進行、医療ニーズの質および量の変容、地域医療を支える医療機関や医療従事者の減少等により、地域医療を取り巻く環境は大きく変化しています。そこで市では令和6年度から、地域医療体制のあり方に関する検討を始めています。

裾野市における医療体制のあり方に関する検討会

市では令和6年度と令和7年度に「裾野市における医療体制のあり方に関する検討会」を開催し、地域医療体制の現状と課題の報告および今後の対応の方向性の検討を行いました。検討会は医師、歯科医師、医療従事者、福祉団体代表、有識者等15名で構成され、令和6年10月から令和7年10月まで6回にわたって開催されました。

開催経過

検討会

回数 開催年月日 内容
第1回 令和6年10月30日(水曜日)

(報告)

・裾野市における医療体制の現状と課題(報告)

(議事)

・委員からの意見聴取
第2回 令和6年12月12日(木曜日)

(報告)

・地域包括ケアシステムについて

・須山地区における訪問健康相談およびオンライン診療導入可能性調査について

・駿東田方圏域における地域医療構想の現状と今後の進め方

・裾野市立地適正化計画における都市機能誘導区域について

(議事)

・委員からの意見聴取
第3回 令和7年2月28日(金曜日)

(報告)

・訪問健康相談・オンライン診療導入可能性調査の実施状況報告

・地域医療と裾野赤十字病院

(議事)

・検討会中間報告(案)について

・委員からの意見聴取
第4回 令和7年5月28日(水曜日)

(報告)

・訪問健康相談・オンライン診療導入可能性調査の実施状況報告

・裾野赤十字病院の経営状況および必要な機能について

(議事)

・検討会ワーキングチームの設置(案)について

・須山地区の地域医療確保の検討について

・委員からの意見聴取
第5回 令和7年7月30日(水曜日)

(報告)

・訪問健康相談・オンライン診療導入可能性調査の実施状況報告

・須山地区の地域医療確保の検討の進捗状況報告

・検討会ワーキングチーム会議意見の要約および市の考え方について

(議事)

・検討会報告書の骨子案について

・委員からの意見聴取

第6回 令和7年10月3日(金曜日)

(議事)

・須山地区地域医療に関するアンケート調査報告

・検討会提言書(案)について

・委員からの意見聴取

 

検討会ワーキングチーム会議

検討会の中心的課題である「公的病院の老朽化および診療体制の維持、継続」について、検討会の派生組織として「検討会ワーキングチーム会議」を設置。

回数 開催年月日 内容
第1回 令和7年6月20日(金曜日)

(議事)

・裾野赤十字病院に今後求められる機能

・裾野赤十字病院と市内医療機関の役割分担

・裾野赤十字病院に存続すべき事項
第2回 令和7年7月16日(水曜日)

(議事)

・裾野赤十字病院の建て替え

・施設整備における事業費

・第1回会議協議内容の追加意見等

 

提言書

令和7年12月10日(水曜日)に検討会委員代表から市長に対し「裾野市における医療体制のあり方に関する検討会提言書」が提出されました。

提言書提出
提言書提出2

提言の内容(概要)

市における医療体制の現状と課題

速やかに取組むべき事項 中長期的に検討する事項
医療従事者の不足・医療機関の偏在による医療不足地域の発生 医療不足地域住民の診療状況やかかりつけ医の有無等の調査結果を分析し、必要な医療提供体制を検討する。

医療不足を補完する手段として、訪問診療(往診)の充実、巡回診療の実施、住民の移送、オンライン診療の効果的運用等を検討する。

医療機関の開設手法を研究し、可能なかぎり速やかに開設を目指す。

公的病院の老朽化および診療体制の維持、継続

裾野赤十字病院は今後求められる機能および役割(下記注釈)を重点的に実施する。

裾野赤十字病院で対応が難しい急性期や高度急性期患者は、高度急性期病床を備えた東部地域の病院に適切に転送する。

裾野赤十字病院は他の医療機関で急性期治療を終えた患者が回復期機能を備えた医療機関としての受け入れを重点的に担当する。

裾野赤十字病院に必要となる整備内容を十分に精査、検討した上で、病院施設の更新を図る。
救急医療体制の維持、継続 裾野赤十字病院は、外来で対処し得る患者に対応する待機病院としての「1.5次救急」を担い、重篤な救急患者を必要に応じて二次および三次救急病院に転送する。

裾野赤十字病院は引き続き医師不足の解消に向けた取組を継続し、医師の確保を図る。

 

(注釈)裾野赤十字病院に今後求められる機能および役割
機能および役割 内容
高齢者医療

高齢者の増加に伴う老衰・終末期・がん末期緩和等に引き続き対応する。

市内診療所との連携による紹介入院を可能な限り受け入れ、高齢者の受け皿となる。
災害医療 日本赤十字社の責務として、今後も裾野市地域防災計画に基づく救護病院の役割を果たす。
予防医療 成人健康診査(がん検診等)は、現在は全ての検診について実施している。今後も地域医療体制の一端として、高度な医療機器を必要とする乳がん検診等、診療所では実施が難しい検診を担当する。
地域包括医療 地域の中核をなす在宅療養支援病院として、今後も診療所、高齢者介護施設との連携および入院必要時に対応する。在宅療養支援病院としての役割である訪問看護ステーションの運営および訪問診療を引き続き実施する。

 

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更新日:2026年02月04日