裾野市地域公共交通網形成計画

市では、鉄道事業に対する増便の要望、赤字バス路線に対する補助や、自主運行バス「循環線すそのーる」の運行など公共交通の維持と利便性の向上に努めてきましたが、近年における人口減少、少子高齢化の影響で、運転手不足といった公共交通の根幹を揺るがしかねない新たな課題も生じてきています。今後、公共交通を取り巻く環境はますます厳しくなるとともに、市民生活への影響も懸念されます。

このような中、まちづくりのコンパクト化を進めるための「裾野市立地適正化計画」と同時に市民生活とまちづくりに必要不可欠な公共交通を将来にわたり維持・発展させていくため「裾野市地域公共交通網形成計画」を策定することとしました。

計画の改訂

平成20年から運行を続けてきた自主運行バス「すそのーる」ですが、裾野市地域公共交通網形成計画の事業として見直しを進めた結果、運行継続条件として定めた「収支率20%」を達成できなかったため、令和3年度をもって廃止となります。

また、民間路線バス「東急線」については、事業者から令和3年度をもって退出する意向が示されました。

「すそのーる」「東急線」の廃止により、市内にバス交通の空白地帯が増加することとなります。

公共交通機関によるネットワークの維持について改めて検討した結果、国の支援制度である「地域旅客運送サービス継続事業」を活用して、バス路線の維持を図ることとなりました。

この制度を活用するためには、「裾野市地域公共交通網形成計画」を改訂し、計画の中に「地域旅客運送サービス継続事業」を実施することを示す必要があります。

令和3年12月23日に開催した裾野市地域公共交通活性化協議会において、協議を行い、計画の改訂が承認されました。

<地域旅客運送サービス継続事業>
事業の継続が困難な路線について、サービス継続のための方針=実施方針を市が策定し、公募により、新たなサービス提供事業者を選定する制度。令和2年度の法改正により制定。

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更新日:2018年06月28日