豪雨災害と間伐|議会事務局長 永田幸也

平成30年10月31日

治水と治山は自然災害に備える永遠のテーマです。裾野市でも平成2年に時間雨量70ミリを超える豪雨を観測し、特に箱根山麓に集中して降った雨により大きな災害を受けました。当時、農林課に所属していた私は先輩の皆さんと翌日以降、農地の土砂流入量の把握のため穴掘りや測量、橋や路肩の崩壊のため徒歩での林道調査に明け暮れた毎日を思い出します。中でも、災害査定を受ける期日も迫っていたため市職員だけでは手が足りず、県東部農林事務所の皆さんから林道や治山関係の設計書作成の援助いただいたことがとてもありがたかったと感じました。

この時の農地、林地災害を契機に水路改修や砂防堰堤(えんてい)の築造だけでなく、当時は毎年300ヘクタールの間伐が実施できるよう予算や要綱を整備しました。これは、森林の荒廃を防ぎつつ水源涵養(かんよう)、樹木の根による表層崩壊防止、ひいては下流部にある市民の生活を守っていけるという考えで始めたものであり、20年程度で裾野市内の人工林全部の間伐が完了する計画でした。
この間伐事業も約30年が経ち災害防止の観点からも一定の成果は上げているものと思っています。しかし、今日の温暖化による異常気象は過去とは比較にならないほどのものです。自然災害を少しでも少なくできるよう、これからも市民の安全を守る施策を考えていく必要があると思っています。

間伐前の森林の画像

間伐前の森林

間伐後の森林の画像

間伐後の森林

次回は、監査委員事務局長です。お楽しみに!

市長コメント

わが裾野市の市域、実に63%が森林です。
この広大な森林が適正に経営・管理されていけば、ヒノキやスギなど、木材としての財産はもとより、水源の涵養、災害の防止に貢献する、貴重な財産を、われわれは所有していることになります。
しかし、近年頻発する集中豪雨をみると、これまで以上に、森林管理の手を抜くことは許されない状況となっています。
今後とも森林組合などと力をあわせ、(森林が人に危害を与えない)宝の山であり続けていただくように備えていきます。

市役所から見える箱根山の写真

裾野市役所から見た箱根山

市役所から見える愛鷹山の写真

裾野市役所から見た愛鷹山

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更新日:2018年10月31日