風水害時の避難所における新型コロナウイルス感染症対策へのお願い
梅雨から秋にかけて、大雨や台風などの風水害が起こる可能性が高くなります。
指定避難所を開設する場合、市は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、避難所では十分な換気やスペースの確保など、可能な限りの衛生環境の確保に努めます。
市民の皆さんも、日頃から「自分はどこに避難するのか」などを検討し、災害への準備を進めてください。
避難の検討
「避難する」とは「自分の命を守る行動を取る」ことであり、必ずしも「避難所に行くこと」だけではありません。
自分や家族にとって「最良の避難情動」を検討しましょう。
自分の住んでいる場所が危険かどうか確認する
風水害の場合、主に避難の対象となる区域は浸水の恐れ、土砂災害の恐れのある区域です。
「裾野市防災ハザードマップ」で、土砂災害(特別)警戒区域や浸水想定区域、浸水深など確認し、ご自身の住んでいる場所のリスク(危険性)や、避難の必要性について事前に把握しておきましょう。
避難が必要な場合でも、自宅の2階への避難(垂直避難)や隣の家などへの避難(水平避難)も有効です。
災害危険の少ない人が避難所へ避難し、感染症に感染すること、感染させることのないよう、自分と家族の避難行動を検討しましょう。

裾野市防災ハザードマップ(西地区) (PDFファイル: 2.8MB)
裾野市防災ハザードマップ(東地区) (PDFファイル: 2.6MB)
裾野市防災ハザードマップ(深良地区) (PDFファイル: 2.5MB)
裾野市防災ハザードマップ(富岡地区) (PDFファイル: 2.8MB)
裾野市防災ハザードマップ(須山地区) (PDFファイル: 4.0MB)
親戚や知人宅などへの避難を検討する
避難所が過密状態になることを防ぐため、可能な場合は親戚や知人宅などへの避難を検討しましょう。
日頃から災害に備える
災害の長期化、ライフラインの途絶に備え、家族全員の7日分の備蓄・非常時の持ち出し品(食料・飲み物・救急用品・ライト・ラジオ・貴重品など)を準備しましょう。
また、家庭内で、災害時の行動や安全確認の方法などを事前に話し合っておきましょう。
健康状態を確認する
避難所内での感染拡大を防止するため、以下の症状がある人は避難所への避難を控え、保健所などに相談してください。
やむをえず避難所へ避難する場合は、避難前に必ず検温など自分の健康状態を確認しましょう。
- 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、37.5度以上の発熱など、いずれかの症状がある場合
- 新型コロナウイルス感染症に感染した場合、重症化しやすい人
(注釈)妊婦の人で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(注釈)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)などの基礎疾患がある人
(注釈)透析を受けている人、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている人
(注釈)上記以外の人で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない人も同様です。)
静岡県発熱等受診相談センター(沼津保健所内)
電話:050-5371-0561(土曜日・日曜日・祝日を含む24時間対応)
避難所へ持っていくもの
避難所で必要なものは自分で持参しましょう。
- 食料や飲み物、日用品(着替えやタオルなど)、服用薬など
- 新型コロナウイルス感染症予防用品(マスク・手指消毒液・体温計・スリッパ・タオルなど)
避難所での感染を防ぐ
以下のことに注意しましょう。
- マスクは正しく着用し、手洗い、咳エチケットなどの基本的な感染対策を徹底しましょう。
- 手すりやドアなどの共用部分に触れた時には必ず手洗いをしましょう。
- 避難所では、できる限り「密閉・密集・密接」の3つの密を避けるため、換気を心がけ、人との距離をとって感染を予防しましょう。
(注釈)避難所では、気温にかかわらず、十分に換気を行いますので、ご自身で寒さ対策の準備をお願いします。
(注釈)避難中も定期的にご自身で確認し、発熱や咳などの症状が出た場合は速やかに職員に申告し、指示を受けてください。
どのような場合、避難所を利用すべきなのか、災害リスクと、感染リスクの両方を考慮し、判断をすることが、避難者の皆様ひとり一人に求められます。
新型コロナウイルス感染症が終息するまでは、平常時の事前準備、災害時の対応を、各家庭で進めましょう。
- この記事に関するお問い合わせ先
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危機管理課
〒410-1192 静岡県裾野市佐野1059 裾野市役所1階
電話:055-995-1817
ファクス:055-992-4447
更新日:2020年11月16日