すそのびとNo.20臼井 省悟さん『山の自然環境を守るために』

臼井省悟さん

臼井 省悟さん(70歳・御宿坂上)

山の自然環境を守るために

臼井さんは市猟友会長のほか、市有害鳥獣被害対策実施隊の隊長も務めています。狩猟免許を取得して50年ほどの経験を持つ臼井さんは、山の環境変化を肌で感じています。「昔は山に入ればクマザサや下草に覆われ、前が良く見えませんでした。今では、増えすぎたニホンジカが新芽から食べ尽くしてしまうため、下草がほとんどありません。このままでは山の自然が失われ、土砂災害などが発生してしまうのではないでしょうか」と警鐘を鳴らします。

人里でも、有害鳥獣による農作物被害が大きな問題となっています。猟期は冬季の3カ月ほどですが、猟期外でも、市から委託を受け実施する有害鳥獣捕獲やパトロール、県によるニホンジカの個体数調整のための管理捕獲などに協力しています。「安全には特に神経を使うので、負担は大きいですが、放置することはできません。有害鳥獣による被害拡大を防ぎ、大切な里山を守るために、猟友会が活動を行っていることを知ってほしいです。最近はジビエ料理などが注目されているので、捕獲した動物の利活用を考えてほしいです」と訴えます。

近年では、自ら田畑を守るなどの目的でわな免許を取得する人が増えつつあります。「皆さんも、山で起こっている問題について少しでも関心をもってもらえるとうれしいです」と語ってくれました。

猟友会のメンバー

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更新日:2020年10月30日